美濃和紙の里会館
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(更新日:2008/04/28)
原料

原料

楮(こうぞ)
クワ科の落葉低木で、産地は全国に分布していますが、陽性植物で強い日照を好むので、暖かい南面の傾斜地が栽培に適しています。また、梅雨前後の雨が生育に大きく影響するので、降雨量が多く、強風は枝同士が擦れ合い靭皮を痛めるのでなるべく風当たりの少ないところで栽培されます。収穫は、毎年12月から1月にかけて行われ、株から出る枝を切り取り皮を剥いで原料とします。 楮の繊維は太くて長く(10ミリ~15ミリ)非常に強靱で繊維が絡み合う性質があるため強度を要求する和紙の代表的な原料です。用途としましては、記録用紙・障子紙・表具用紙などとして利用されています。

楮

三椏(ミツマタ)
ジンチョウゲ科の落葉低木で、栽培地としては、関東以西の温暖な地が適地であり、中国・四国地方の山間部で多く栽培されています。半陰性植物で強烈な日光を嫌うため、北面の山腹が適していますが、南面で栽培する場合は、高木との混植や密植栽培など木陰を利用する方法がとられます。風当たりが少なく排水の良好な土地が良く、山間の傾斜地で、平地より降雨量が多く、春夏の植物成長期に朝夕濃霧に覆われるような所が栽培に適しています。収穫は11月下旬から4月頃にかけ行われます。繊維は細く短く(4~5ミリ)光沢があり、緻密で平滑な印刷適正に富んだ和紙ができ、代表的な紙として紙幣用紙・金糸銀糸用紙・箔合紙などがあります。

三椏

雁皮(がんぴ)
ジンチョウゲ科の落葉低木で、栽培は難しく野生のものを採取しており、製紙原料としての供給量は少ない。繊維はミツマタに似て細く短く、半透明で粘りがあり光沢のある紙ができます。代表的な紙として箔打紙・写経用紙・謄写版原紙紙・記録用紙・表具用紙などがあります。

雁皮

トロロアオイ(黄蜀葵)
アオイ科の一年草で、草たけは1~2メートルになります。晩夏に大輪の淡黄色のみごとな花を咲かせます。この根を砕くと粘性液がとれ、これを「ネリ」(美濃ではネベシ)と呼びます。ネリは、原料ではありませんが手すき和紙にとってなくてはならないものです。ネリは、水中の繊維を均等に分散して浮遊させ、沈殿しにくくしてすきやすくします。また、紙料液が簀のひごの間から漏出するのを防ぐため、簀の上で繊維をよく絡ませる効果を発揮します。そしてネリは時間がたつと 姿を消しあとに不純物を残しません。このネリの効果が「流し漉き」という世界最高の紙 和紙を生む技術を確立させたのです。

トロロアオイ

連絡先
所属:美濃和紙の里会館 TEL:0575-34-8111- 内線: