登録有形文化財旧名鉄美濃町線美濃駅本屋・プラットホーム及び線路

旧名鉄美濃駅本屋

種別登録有形文化財
名称キュウメイテツミノマチセンミノエキホンオク・プラットホームオヨビセンロ
時代・員数大正・1棟、1所
指定年月日平成17年2月9日

旧名鉄美濃駅は、大正12年10月1日に現在地にて開設されたもので、平成11年4月1日の名鉄美濃町線新関-美濃間の廃止により、当時の駅舎、プラットホーム、線路が保存されているものです。

名鉄美濃町線・岐阜市内線の前身である美濃電気軌道株式会社は明治42年資本金50万円、社長才賀藤吉(大阪電気商)、取締役松久永助・正木三郎四・須田清英(美濃町)他4名で設立されました。明治44年2月1日に神田町(岐阜柳ヶ瀬)-上有知間24.9キロメートルを開業し、開通当初は終点である上有知電車停留所は臨時につくられ、明治44年4月1日現駅舎から300メートル北側に初代駅舎が建設されました。また、上有知町から美濃町へと町名が改称されたため、駅名も美濃町電車停留所と改称しました。大正12年10月1日国鉄越美南線美濃町駅が開通し、また広岡町通りが開通するのに伴い、美濃電美濃町駅舎は現在の地点に移転して新たな駅舎が建設され、駅名も新美濃町駅と改称されました。

保存されている駅舎・プラットホーム・線路(カーネギー製、1919年)はほぼ当時のままであり、大正期の近代建築の様相をそのまま残しています。美濃橋(重要文化財)とともに、大正期の貴重な近代化遺産です。

玉石張りの側壁をもつプラットホームの写真

玉石張りの側壁をもつプラットホームの写真

大正期の様式を残すプラットホーム屋根の写真

大正期の様式を残すプラットホーム屋根の写真

大正期の様式を残すプラットホーム本屋側屋根の写真

大正期の様式を残すプラットホーム本屋側屋根の写真

1919年製US製鋼会社カーネギー製60ポンドレールの写真

1919年製US製鋼会社カーネギー製60ポンドレールの写真

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