真木倉神社 本殿

真木倉神社 本殿
真木倉神社 本殿柱間虹梁

真木倉神社 本殿の写真

県指定重要文化財
種別建造物
名称マキクラジンジャ
時代・員数江戸 1棟
指定年月日平成26年11月18日

真木倉神社は美濃市御手洗地区に位置する。平安時代(10世紀中頃)に編纂された『美濃国神名帳』によると、「正六位上 真木倉明神」と記載があり、古くより存在していたことが確認できる。祭神は御手洗姫命・天稚彦命、下照比売命、須世理姫命、味鋤高彦根命、大国主命の六柱で、中世・近世は甲六社大明神あるいは六所大明神社と称していた。
現在の本殿は、棟札によると、貞享3年(1686年)9月26日の再建(遷宮)で、大工は岐阜の藤原朝臣山田次郎八政倉である。
境内は南を正面とし、正面中央から参道がまっすぐ北に延びて、拝殿、幣殿に至り、その奥の一段高いところに本殿が建つ。本殿は、一間社流造、正面軒唐破風および千鳥破風付、桧皮葺で、南を正面にして建つ。向拝には浜床があり、切目長押を載せて4段の木階が設けられ、それを登ると身舎の正面から両側辺へと廻らされた縁に至り、両側面の縁の突き当りには脇障子が付く。本屋は、正面を開放とする。向拝は本屋と同じ間口である。最大の特徴は華麗な彫刻で、正面に龍の彫刻を巻き付けるほか、脇障子には東に松と仙人、西に瀧と仙人を配している。妻飾二重虹梁形式であり、大瓶束の代わりに「力士」が上段虹梁や棟を支えている。

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