ユネスコ無形文化遺産に指定されている本美濃紙の製作技術を伝承しようと、本美濃紙保存会による研修会が17日から26日までの9日間、和紙の里わくわくファームなどで行われました。
「本美濃紙」と呼ばれるものには、原料や製作過程などにさまざまな条件があります。これらの条件を満たした品質が良い本美濃紙をすくために、研修生は原料の水ざらしから和紙の選別までの行程をじっくりと学びます。
この日は、同会の研修生と研修者9名が、保存会会員の指導を受けながら、原料のコウゾからゴミなどを取り除く「ちりとり」の作業に取り組みました。
参加していた研修生は「原料の状態や天候は毎年変わるので和紙をすくのは難しい。研修では、他の研修生との交流で新たな気づきがあるし、頑張らなければと良い刺激になる。」と話していました。

研修会

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