美濃市蕨生の牧谷小学校の4年生14人が、手すき和紙に必要な植物「トロロアオイ」を収穫しました。
トロロアオイは、アオイ科の一年草で、「ねべし」と呼ばれる根から出る透明な粘液に、水とコウゾの繊維を均等に分散させる効果があることから、美しい和紙をすくためになくてはならないものとして利用されており、このトロロアオイは6月に自分たちで種植えして育ててきたものです。
この日児童たちは、紙すき職人の鈴木竹久さんに教わりながら、収穫を体験。トロロアオイの茎をしっかり握り、力を入れて引き抜きました。
収穫を体験した児童たちは「トロロアオイが思ったより大きく育ったのでびっくり。自分たちの卒業証書の一部になるのが楽しみ。」と話していました。
今回収穫したトロロアオイは、自分たちの卒業証書の用紙の材料として利用する2年後まで保管されます。