牧谷小学校の6年生児童20人が、美濃和紙の製造過程の一つである「コウゾのちりとり」作業を学びました。
紙すき職人の大半が工房を構える和紙の里にある同校では、全校児童が地元の伝統産業である「紙すき」について学んでおり、最高学年である6年生は毎年、下級生にコウゾのちりとりを指導する役割を担っています。
この日、児童たちは本美濃紙保存会の鈴木豊美会長から、美濃和紙ができるまでの工程や昔と現在の違いなどの説明を受けたほか、和紙の原料となるコウゾについた「ちり」と呼ばれる不純物やゴミなどを上手く取り除く方法を教わりました。
児童たちは「コウゾのちりの部分がたくさんあって取るのが大変。」と話しました。
なお、同校では年が明けた1月に全校児童でのちりとり作業を実施し、下級生の協力を得て用意した原料を使って、6年生が卒業証書となる紙を自分ですき上げます。

ちりとり1

ちりとり2

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