美濃市蕨生の牧谷小学校で25日、6年生児童21人が自分たちの卒業証書となる和紙をすきました。
同校では、毎年この時期に、6年間美濃和紙について学んだ集大成として校内にある紙すき教室で卒業証書をすいています。
この日、美濃手すき和紙協同組合の紙すき職人6人の指導のもと、児童は証書作りに挑戦。金属の型に繊維を混ぜた茶色い溶液を流し込んで「校章」を製作した後、「流しすき」の技法で和紙をすきました。そして、児童がすいた和紙と職人がすいた薄い和紙の間に校章を挟み、透かしのある証書を作り上げました。
また、今年から職人がすいた薄い和紙には東京オリンピック・パラリンピックの表彰状でも使われた「すかし」の技術が用いられ、完成した証書をよく見ると「MAKIDANI」という透かし文字が浮かび上がります。
卒業証書作りに挑戦した児童は、「慎重にやらないといけない作業ばかりで緊張した。全校生徒の思い出が詰まった卒業証書なので出来上がりが楽しみ。」と話していました。

卒業証書1

卒業証書2

卒業証書3

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