洲原神社本殿の写真

洲原神社  中央本殿、東本殿の写真

県指定重要文化財
種別建造物
名称スハラジンジャ ホンデン
時代・員数江戸 3棟
指定年月日平成13年1月23日

奈良時代に越前の名僧泰澄(たいちょう)大師によって創建されたと伝えられる洲原神社の社殿は、この近郷には稀な壮麗なものである。この神社は古来農桑の神として尊崇され、江戸時代から洲原講の組織があって各地からの参詣が多かった。

中央本殿

三間三面入母屋造り(いりもやづくり)桧皮葺、前面に向拝(こうはい)がつく。三手先斗組(みてさきときょう)であるが支輪(しりん)はなく、斗組(ときょう)の間に蟇股(かえるまた)を入れ、唐様を主として和様を混ぜ、市内で最も規模の大きい立派な本殿である。

社伝によれば康正(こうしょう)年間に建立し、天正13年(1585年)に鉈尾山(なたおやま)城主佐藤歳次郎方政によって修理されたということであるが、さらに江戸時代にも大修理を加えたものと推定される。

東西本殿

どちらも三間三面の流れ造り(ながれづくり)、身舎(もや)は円柱、向拝は角柱を用い、斗組は出組(でぐみ)で勾欄をめぐらしている。江戸時代の建築と考えられるが、本殿と並んで三神殿並立の姿はまことに立派である。

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