視て、触れて、聴いて、味わい、香る 美濃市の魅力
市制施行70周年を迎える美濃市では、次の世代に継承するべき地域資源を「美濃市五感遺産」として募集しました。
その結果、市内外から632人、延べ1,221件の応募がありました。
実体験に基づいた「視」「聴」「香」「味」「触」の五感にまつわる本市の魅力を「美濃市五感遺産」として 新しい切り口で認定することにより、新たな地域資源の価値を見いだし、国内外への情報発信を強化するとともに、 地域活性化を推進し、豊かな未来の実現に繋げることを目指します。
認定について
- 認定部門は「中高生」、「一般(18歳以上65歳未満)」、「シニア(65歳以上)」の3区分。
- 応募があった全コンテンツを対象に各部門の審査委員が「視」「聴」「香」「味」「触」の各テーマを審査。
- 各部門の審査委員の合議で「美濃市五感遺産」として認定。
- 特別認定は、特筆すべき特長があるものとして認定。
パンフレット
認定五感遺産
中高生部門「昔日の人々の暮らしぶりを映し出す川湊と美濃橋」
江戸~明治時代に物資運送の玄関口として栄えた舟運の拠点でもあった長良川畔の上有知湊。大正5年に完成した現存する日本最古の近代つり橋である美濃橋。緑深き山々に囲まれた情緒あふれる景色は今もなお、昔の人々の暮らしに想いをはせることができます。
【おすすめ時期▶秋×夕方】
一般部門「和紙の里を幻想的に包み込む牧谷の朝霧」
今もなお、多くの和紙職人が住む牧谷地区。秋から冬にかけては、日中の寒暖差が大きいため、頻繁に川霧が発生します。この川霧は、地表付近に漂うため、少し高いところに登れば、間近に霧に包まれた幻想的な光景を見ることができます。
【おすすめ時期▶12月×早朝】
シニア部門「うだつの町の真ん中に沈む冬至の夕日」
江戸時代の歴史的景観が保たれているうだつの上がる町並み。冬至の日には町並みのほぼ真ん中に太陽が沈む設計となっています。町並みから徐々に消えていく夕日は、多くの人に感動を与えてくれます。
【おすすめ時期▶冬至×夕方】
中高生部門「迫力満点! 美濃まつり 花みこしの掛け声「オイサー」」
春の風物詩、美濃まつり。「オイサー」の掛け声と力強い太鼓のリズムが街中に響き渡り色鮮やかな花みこしが勢いよく乱舞。迫力ある花みこしの音に、胸の高鳴りを抑えきれなくなります。
【おすすめ時期▶4月(美濃まつり)】
一般部門「不思議な感覚! 無音の美濃市駅」
大正期の標準的官鉄駅舎の姿を今に伝えている長良川鉄道美濃市駅。電車を待っている夜、ふと何も音がしない「無音」の不思議な体験。静寂の心地よさを味わいながら、遠くから徐々に近づいてくる電車の音もおすすめです。
【おすすめ時期▶晩秋×夜】
シニア部門「返ってくると嬉しい!つぐり山のやまびこ」
地元住民に愛されるつぐり山。豊かな自然と美しい板取川を見渡し、山頂で「ヤッホー」と叫ぶと、どこからか「ヤッホー」と返ってくる「やまびこ」を体験できる特別な場所です。
【おすすめ時間▶早朝】
中高生部門「魚なのにスイカ!」
清流長良川の鮎。澄んだ川で育ち上質な苔をエサとする鮎からは、フルーティーでスイカのような香りが感じられます。
【おすすめ時期▶夏】
一般部門「春の香りが漂う小倉山」
市民の憩いの場で市内随一の桜の名所、小倉公園小倉山。桜の花、新緑の木々、植物から放たれる微かな芳香。山を吹き抜ける爽やかな風も心地よく感じられます。
【おすすめ時期▶春】
シニア部門「味噌の香ばしさに 思わず引き寄せられる 大矢田神社の手作り五平餅」
紅葉の名所、大矢田神社。境内を歩くと、手作り五平餅の香ばしい香りが。さらに添えられたほのかなゆずの香り。これらの香りと真っ赤な紅葉が秋を存分に感じさせてくれます。
【おすすめ時期▶11月の紅葉時期】
中高生部門「美濃のソウルフード 「とんちゃん」」
美濃市を代表する全国に誇るB級グルメ。甘辛い自家製のたれに漬け込んだホルモンと野菜が鉄板の上でジュージュー。温かい白米と一緒にさあどうぞ。一度食べるとやみつきになります。
一般部門「あの懐かしい味をもう一度 「はげまんじゅう」」
小豆のあんこを皮でつつみ、みょうがの葉で覆った牧谷地区に伝わる郷土のお菓子。みょうが独特の香りも楽しめます。半夏生(7月初旬)に田植えを終えて、家庭でまんじゅうを作って食べたことから「半夏まんじゅう」が「はげまんじゅう」になったといわれています。
【おすすめ時期▶7月初旬】
シニア部門「生まれたての日本酒のうま味、香り、 コク、酵母の出す天然のガスまで 丸ごと封じ込めた「百春」」
江戸時代から続く、市内唯一の造り酒屋の小坂酒造場。全国名水百選に選ばれた長良川の名水、酒造りに適した冬季寒冷な盆地型気候風土と良質な酒造用好適米により醸しだされた清酒「百春」は、なめらかで淡麗な地酒です。
【おすすめ時期▶1月・2月の新酒蔵開き】
中高生部門「触れて感じるぬくもり 自分で漉いた唯一無二の 美濃和紙のやさしさ」
1300年以上の歴史と伝統を誇る美濃和紙。自分の手で丹念に漉いてつくる美濃和紙は、唯一無二。仕上がった柔らかく繊細な風合いの和紙に触れた瞬間が特におすすめです。
【おすすめ時期▶冬】
一般部門「肌で感じる、 森林と滝の爽涼感 瀧神社で 身も心もリフレッシュ」
緑深き山々に囲まれ、象徴的な滝、神秘的な雰囲気(パワースポット)を感じる瀧神社。特に夏は、滝の爽涼感、森林浴の癒しで、心身をリラックスさせることができる場所です。
【おすすめ時期▶夏】
シニア部門「触れるたび、心地よい 冷たさを届けてくれる 片知渓谷」
美濃市最高峰の瓢ヶ岳(標高1162m)を源流とし、大小多数の滝や渓流、千畳岩をはじめとする巨岩や奇岩が特徴的な片知渓谷。透明度抜群の川の水を手ですくうと、心地よい爽快感が全身に澄み渡ります。
【おすすめ時期▶夏×日中】
特別認定遺産
春の訪れを五感で感じる!新緑が美しい大矢田神社「楓のトンネル」
紅葉の名所である大矢田神社。新緑の春には違った情景を見せてくれます。
太陽の光を受け、透き通るような淡い緑の柔らかな色合が特徴の楓の葉からは、生命の息吹を感じることができます。春の訪れとともにその一瞬一瞬で姿を変える「新緑の楓のトンネル」。訪れる人々の五感を刺激し、世界遺産級の感動を与えてくれます。
【おすすめの時期▶4月~5月】