美濃市では、「楽しく、子どもを産み育てることができる環境づくり」に重点を置いて、さまざまな子育て支援策に取り組んでいます。その中で、全国的にも珍しく美濃市らしい取り組みが「木育(もくいく)」事業です。

木育(もくいく)とは

「木育」は、「子どもをはじめとするすべての人が、木とふれあい、木に学び、木と生きる、感性豊かな心を育む活動」として、平成16年に北海道で誕生した新しい言葉です。その後、平成18年9月に「森林・林業基本計画」において閣議決定されました。 この計画において木育は、市民や子どもに「木への親しみ」や「木の文化への理解」を深めること、材料としての木材の良さとその利用意義について学ぶことを推進するとされています。近年では、さまざまな人がさまざまな立場からこの言葉を使うようになりました。

美濃市の進める木育事業

里山に囲まれ、80%が森林であり、「木」が身近にある美濃市では、市内にある「岐阜県立森林文化アカデミー」などと連携して、健やかな子どもの成長と地球環境の維持に役立つ適切な木材の利用を目指し、近隣市町村に先駆けて「木育」の推進を図り、子どもたちの年齢に合わせた「木育事業」を市民の皆さんやさまざまな機関と協働で行っています。

赤ちゃんを対象にした「木に触れる」活動
「ウッドスタート事業」

「ウッドスタート」宣言事業

ウッドスタートとは、認定NPO法人 日本グッド・トイ委員会が展開している「木育」の行動プランです。「木」を真ん中に置いた子育て・子育ち環境を整備し、全ての子どもたちが人生最初のステージを、木の温もりを感じながら、楽しく豊かに送ることができるようにしていく行政、民間企業及び団体などの取り組みです。具体的には各地域で生まれた赤ちゃんに地産地消の木製玩具を誕生祝い品としてプレゼントする事業、子育て環境に地域材をふんだんに取り入れ、木質化・木育化する事業など6項目を展開しています。 
美濃市では、平成24年8月に自治体としては新宿区に続いて第2番目となるウッドスタート宣言を行い、日本グッド・トイ委員会と協定を結束しました。そして、「誕生祝い品事業」や「子育て支援の木質化」などに取り組んでいます。

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