美濃市蕨生の牧谷小学校で24日、6年生児童15人が自分たちの卒業証書となる和紙をすきました。
 同校では美濃和紙について6年間学んだ集大成として、毎年この時期に卒業証書をすいており、今年は6年生18人が卒業証書づくりに取り組んでいます。
 この日、美濃手すき和紙協同組合の紙すき職人6人による指導のもと、児童は証書作りに挑戦。金属の型に繊維を混ぜた茶色い溶液を流し込んで「校章」を製作した後、「流しすき」の技法で和紙をすきました。そして、児童がすいた和紙と職人がすいた薄い和紙の間に校章を挟み、透かしのある証書を作り上げました。
また、「すかし」の技術が用いられ、完成した証書をよく見ると「MAKIDANI」という透かし文字が浮かび上がります。
 卒業証書作りに挑戦した児童は、「卒業式での受け取りが楽しみ。」と話していました。

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