板取川のほとりにあるこの石碑は、俳人・山口誓子(1901~1994年)が、1956年に美濃を訪れたことを記念して建てられたものです。山口誓子は、20世紀の俳句の第一人者として知られています。彼の作品は、日常生活から引き出されたモダンなイメージが特徴的でした。山口の俳句には、映画のワンシーンのような、生活の様子を伝える話し言葉が頻繁に用いられていました。 
 美濃での滞在中、山口は和紙作りに関する俳句を書いています。山口の言葉は、和紙の一枚一枚を丹精込めて作る和紙職人の献身を捉えています。

「 一枚を 念ずるごとく 紙漉けり 」
 

山口誓子句碑 (JPG 259KB)

カテゴリー