手漉き和紙に必要な道具(代表的な物のみ
和紙を作るためには欠かせない道具も、美濃市内で作られています。
紙すきのときに使う「簀桁(すけた)」や、紙を乾燥させるときに使う「刷毛(はけ)」など、
こういったものを作る職人は全国でも数えるほどしかいませんが、岐阜県内には全ての
職人がそろっています。そして、この人たちの作る道具は美濃市だけではなく、
全国の紙すき職人に使われています。
叩き槌・紙打ち石(たたきつち・かみうちいし)
ちりとり後の原料をほぐすために使う道具。
馬鍬(まぐわ)
漉き舟に入れた紙料をかきまぜる道具で、
繊維を分散させるために用います。
たね台(たねだい)
すいた紙を重ねる台。
漉き舟(すきふね)・簀(す)・桁(けた)
紙をすくための道具。
刷毛(はけ)
紙を干し板や乾燥機などに張り付けるための道具。
乾燥機(天日乾燥の場合は干し板を使用)
お湯の熱で紙を乾燥させます。乾燥機を使うことにより、天候に関係なく紙の乾燥ができます。